キャリコンになろう!キャリアコンサルティング技能検定・国家資格キャリアコンサルタント試験対策のキャリ魂塾

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新国家資格 キャリアコンサルタント試験 今後の傾向予想

今年の8月21日から実施されている、新国家資格 キャリアコンサルタント試験について、以前に別のブログにアップ(2016.6.28)したものですが、はてなブログにも順次同内容の記事を、直近までの情報(※で追記)も加えて、アップしていきます。

 

まず最初に、この試験は今後明らかに難化が予想される為、早めに受験されることをオススメします。

その理由についてですが、

 

まず、今回の改正法施行が今年4月1日、その改正法施行を受けての試験実施団体のアナウンスも同日であったものの、試験実施内容を統一するかどうかはその後も確定せず、しばらく混乱していた模様です。

私も数回にわたって両団体に電話で確認しましたが、全く要領を得ず、そして、


試験まで3ヶ月を切った、5月18日にも実技試験の「出題区分」の「評価形式」と「合格基準」という、超重要ポイントが変更されています。

このようなドタバタの中で、きちんと精査した内容や緻密な評価項目があるとは考えづらく、まず実技試験に関しては、概ねキャリコン協議会の場合は2級準拠、JCDA協会の場合はCDA試験準拠の評価になる可能性が高いと考えるのが自然です。
(結局、それぞれの団体がそうしたいから、実施内容も別々になったということですね)

 

(※上記記載は、ほぼズバリ的中しました。特にJCDA協会は、良くも悪くもCDA試験をかなり取り入れているものと推測されます。)


次に、学科試験も、きちんと受験者のレベルを想定した問題作成を行う時間は無かったはずですから、おそらくはこのあたりも同様の手探り感があるものと予想されます。

そうすると、

学科試験は一応熟練レベルとされる2級技能士と同等もしくは若干低い程度と考えられるわけですが、この2級技能士学科試験、直近の第16回試験は正直に言って、近年の実施回の中では、はっきり平易と言えるレベル(1級キャリコン技能士の会による難問は4問)でした。

このあたりがどう影響するのか、しているのかと考えると、やはりこの16回を超える難度にするのは若干無理があります。また、第13.14.15回の2級技能士学科試験を超える難度になることは殆どありえないでしょう。

13,14,15回の難度になると、偉そうな物言いで恐縮ですが、受験要件の中での最低ラインである、3年の社会人経験(+養成講座受講)で合格するのはそれなりに厳しいレベルです。

(なので、2級技能士の第16回学科試験をといておくことは、現在の自分のレベルを測定するのにいい目安になるかと思いますので、一度目を通しておくことをオススメします。)


試験レベル予想の結論としては、第1回学科試験は概ね2級キャリアコンサルティング技能士の第16回学科試験と同等以下レベルになる可能性が高いと予想しています。
(例外はJCDA協会の影響が強く働いた場合です。この場合は16回学科試験を上回る可能性があります。)

※ここまでの学科試験予想も概ね的中と考えてよいかと思います。第16回2級キャリアコンサルティング技能検定試験は過去最高の合格率73%超えを記録し、ハッキリと平易回であったこと、またその第16回と比べる限り若干難しいかな?というレベルが第1回国家資格キャリコン学科試験であったと考えます。


ただ、そうすると下記の問題が発生します。

1.近年の社労士試験合格者レベルや中小企業診断士(一次試験労働関係)合格者レベルの知識があれば、学科は「ほぼ無勉」で5割前後取れる
2.学科の合格率が高いと、合格者を絞れるのは「論述」「面接」の実技しかない

その為、特に実技試験の合格率を注視していきたいところです。

さらには、実技試験の難度を高くしないと、今のままでは社労士試験合格者や中小企業診断士試験合格者が大量に参入してきた場合(助成金の要件になっている以上、少なくとも社労士の大量参入は十分考えられます)、簡単に合格されてしまい(特に中小企業診断士受験生は論述も勉強していますしね)、現在のキャリコン制度の課題である、

 

「キャリコンの質が高くない」

 

という問題の改善に繋がりません。
(社労士や診断士とキャリコンは求められる知識・技能・資質が異なるので改善にならないのは当然ですよね)

社労士は現在4万人、毎年試験合格者が3,000人前後は輩出されますし、中小企業診断士も詳しくは調べていませんが、半分くらいはいるかと思います。

そしてこの両試験の合格者は基本的に「勉強が好き」で「試験慣れ」している方が多いことも特徴でしょう。

というわけで、今後は特に実技試験の難化が予想される為、最初にお伝えしたように早目の受験がオススメ、となります。