キャリ魂太郎が分析する、第1回国家資格キャリアコンサルタント試験 学科試験編
厳しい言い方をすると、Cレベルを20問以上正答できなかった受験生は、まだキャリアコンサルタントとしてのスタートラインに立つ実力ではないということになります。
Cレベルを25問以上正答できれば、Bレベルを7割強の10問正答するか、AレベルとBレベルを合計した24問のうち、5割を正答すれば合格ラインに達することになります。
第1回試験としては、個々の問題の質はさておき、全体的にバランス良く出題されており、4月以降のドタバタからの実施という状況の中、かなり練られた出題レベルと言えると思います。
特に実務に関わる出題もあり、第16回2級キャリアコンサルティング技能検定の学科試験よりも取り組みがいがあった問題もありました。
そうすると、今後当面の間は概ねこのレベルの出題となる可能性が高いのではないでしょうか。
ただ、養成講座がどちらかと言えば実技に重きをおく構成になっていることを鑑みると、社会人経験の浅い方や初学者にはシビアな試験とも言えます。
2級技能検定過去問より難問と言える出題も散見され、養成講座のテキストのみならず、2級技能検定過去問も繰り返し解くなどの勉強は必須でしょう。
第2回学科試験を受験される方は、ぜひ気を引き締めて頑張って頂きたいと思います。