キャリアコンサルタント試験・キャリアコンサルティング技能検定試験の論述問題の対策(書き方)について。その3
その2で、かつての標準レベルキャリコン(現:国家資格キャリコンにおいて1,2級技能士として登録した者以外の国家資格キャリコンというややこしい意味合いになりますが)は
1.関係構築ができない
2.問題解決に役立っていない
ということが課題である。というまさに惨憺たる現状を突きつけられているわけですから、この問題をクリアしなければ、いくら10万人キャリコン計画をぶちあげても意味がありません。
そのため熟練レベルキャリコンは必ず
「問題の把握ができる」
「問題の解決に役立つ提案が出来る」
ことが必要になります。
その結果が、現在の論述試験問題の出題に繋がっているわけです。
つまり、出題として言えば
「CLが訴える問題は何か」
「CCtが考える問題は何か」
これが問題把握能力を問うているわけです。
そして、目標として何を設定し、どのような支援を行うか
これが「問題の解決に役立つ提案が出来る」
つまり
「具体的展開力」
です。
ロールプレイ試験と評価項目は同じと言うことになります。
当然そうなるわけです。
実技試験として、論述は60分時間が与えられています。
しかも、相談場面の設定から有る程度話は終わっている逐語記録を読むわけですから、15分の面接がいわゆる「ライブ」だとすると60分の論述は「スタジオ録音」というような捉え方をするのが良いかもしれません。
CLに対して、どのようなサービスを提供できるのか。
ミュージシャンに例えて言えば、それをライブとスタジオ録音、両方で見せてね、というのが実技試験なのです。
なので、ここは決して、単純な知識を問うているわけではありません。
(ですので決して「ハンセンのILPとは何かについて60字で書け」とかは出題されないわけです。勉強する必要はありません。多分。)
キャリアコンサルタントとして、市民にとって、技能検定2級合格=熟練レベルキャリアコンサルティングが可能な能力を持っているかを問うているわけです。
そうすると、何を書くべきかが浮き上がってくるのではないでしょうか。
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