第1回国家資格キャリアコンサルタント学科試験から注目すべき出題を解説。その1
第1回国家資格キャリアコンサルタント試験の学科試験が終わり、早1ヶ月になろうとしています。
ここで、改めて注目すべき出題を分析していきます。
まず、やはりなんと言っても問2です。
これ個人的には、本当に大好きな出題意図ですね。
国家資格者であるキャリアコンサルタントたろうとする者が「職業能力開発促進法」を見たことがない、なんてことはないでしょうね?
と、いやらしく問いかけているのです。
私は、このキャリアコンサルタントが国家資格になったとき、
・勤労青少年福祉法
この2つの法律は出題可能性が高いと考えていました。
養成講座から受験される方の中には法律系弱い人も多いですし、狙ってくるんじゃないかなぁと。
なので、この出題は、まさにわが意を得たり。てなもんです。
キャリアコンサルタントが国家資格者となった。国家資格者とは何か。国家の法によって規定される資格者である。
であれば、その資格者を規定する法律は知っていて当たり前です。
(でも社労士とか社労士法出題されなかったりしますけどね・・)
ですので、今後も職業能力開発促進法は要注意です。
で、出題の話に戻ると、
肢の1にマークしちゃうんですよ。
法律読んでなかったら。
だって、これほぼキャリコン的に間違いを見出せないですもん。
しかーし。
法律の定義は絶対です。
ね、「助言・指導」なんて養成講座じゃ絶対ダメって言われそうなもんじゃないですか。肢1の「指導・援助」の方が正解っぽいじゃないですか。
しかし、しかししかしですよ。
法律上の定義では、「助言及び指導」することなんですよ!!!
キャリアコンサルティングは!!!
この辺がにくらしい作問で、この数ヶ月のドタバタで作ったとは思えないこの練られ具合。
感服致しました。流石でございます。
なので、今後も職業能力開発促進法は要チェックです!!
全問題の分析はもっと詳細に肢の切り方なども含めて解説したPDFにて販売予定ですので、下記をご覧下さい。