国家資格キャリアコンサルタント試験・2級キャリアコンサルティング技能検定試験・・・絶対評価と相対評価の観点から学科試験と実技試験について。
国家資格キャリアコンサルタント試験もキャリアコンサルティング技能検定試験も、学科試験は絶対評価です。
絶対評価とは、つまり、受験生が全員70点を取れば、全員合格の試験をいいます
それに対して相対評価試験とは、試験実施回ごとに上位何パーセントを合格とする、というような試験です。
キャリコン学科試験は、国家資格、技能検定ともに絶対評価試験です。
なので、第16回2級キャリコン学科試験は73%を超える合格者を輩出しました。
しかし、それに対して論述試験と面接ロールプレイ試験を含む実技試験は、字面だけみれば、肢きりを免れ、基準点を取れば合格という、絶対評価と言いつつ、実際のところは相対評価試験となっていると個人的には考えています。
つまり、学科試験で合格者数が多いときは、実技試験合格者を絞って、総合格者数を調整する。
そのような試験制度になっているのではないかと私はみています。
なので、やはり合格ラインがキチンと明示されている学科試験を落とさない。これがキャリコン試験を攻略する第一歩になると言えます。
学科試験をキチンと学習することで、ロープレの際の自分自身のスタンスも代わってきます。
どのような理論を使うのか、CLの発達段階での課題は何か、そんなことを考えられたりするようになってくるんですね。
学科(理論)と実技(実務)はどちらが大事というより、車の両輪のようなものです。どちらが欠けても前には進めません。
バランスよく学習を進める必要があります。