キャリコンになろう!キャリアコンサルティング技能検定・国家資格キャリアコンサルタント試験対策のキャリ魂塾

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キャリアコンサルティング技能検定試験、国家資格キャリアコンサルタント試験の学科過去問・・・どこよりも詳しいキャリアの赤本レビュー

 

 

「どんな国家試験であろうと、試験が終わればその出題は過去のものとなる。

 

過去に出題された問題をまとめた問題集。人、それを過去問と呼ぶ。」

 

まあキャリコン試験受験生はアラサーオーバーが多いので、元ネタは分かるはずですが、分からなくてもどうでもいいです。

 

はい。

 

キャリアの赤本について、お話していきましょう。

 

 

 

まず、いいところから。

 

この過去問集は、アマゾンで買えます。

 

これ凄くいいことです。

 

2級キャリコン技能検定試験の過去問集は、キャリコン協議会からしか買えません。

 

なにそれサイテー。

 

いまどき市販してないとかありえなーい。

 

なので、入手が容易。

 

これとっても良いことです。

 

勉強したいと思ったその日に注文、翌日または2~3日で到着。

 

いいじゃないですか。赤本。

 

次にいいところ。

 

一問一答タイプであること。

 

これは好き嫌いはありますが、一問一答タイプの過去問が他に無いことを考えても、良い点だと思います。

 

そして3つめのいいところ

 

余白が多い。

 

これ結構重要。

 

知識は集約しなければなりません。

あれもこれもと手を出すより、決めた一冊をとことんやりぬく。使い倒す。

浮気は時間のムダ。

その為には、余白が必要なのです。

 

人は繰り返すことで覚える。

 

ならば、読むだけではなく、書くことで自然に繰り返しになり、知識が定着します。

 

そんなわけで、余白が多い。これグッド。

 

こんな感じで使うわけですよ。

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このあたりが良いところですね。

 

うん、「本はキレイにつかいたーい」って人とは真逆なの。ゴメンナサイね。

 

では反対に

 

ダメなところ。

1.出典・根拠の記載が無い。

マジでダメ。これ終わってる。宅建・FPといった、比較的入門タイプの試験だとそうなんですが、とにかく「条文に当たる」「出典を確認する」ということを軽視する受験生が多い。でもそれダメ。

キャリアコンサルタントは、情報提供も行う必要があります。であれば、受験生時代から出典に当たる癖をつけて、キチンと根拠の有る情報を提供するようにしなければいけません。

決して、どこかの誰かが言っていた、ヤフー知●袋でみた、程度で情報提供してはいけないのです。

キャリアコンサルタント試験は、

法律を扱うことが多い(労働関係・社会保険関係諸法令等)のと白書や報告書といった、

「年度によって微妙に内容が異なる出典からの出題」

もありますし、さらに

「訳者によって訳語が異なる文言」

もあります。

 

なので、出典に当たることは、

 

ものすご~~~~~~~~~~く大事!!

 

なのに、赤本は解説に出典を明記していません。

 

これだけでもう買う値打ちとしては85%くらいを失っています。

 

せっかく巻末に膨大な量の参考文献を記載してくれているのに、なぜそれらを問題の解説に記載してくれなかったのか・・編集者が悪いのか、時間が無かったのか・・もったいないです。

 

2.最新の正誤表が無い

 

間違いがあるのは仕方ないんです。どんな書籍にも間違いがあります。

なので2014.11.3に正誤表を出されています。なのでその迅速な対応は素晴らしいのですが、

出版当時は間違いではなかったものも、法改正により間違いとなります。

なので、それは仕方ないのですが、2016年版として、なぜ正誤表を出さない。

 

これね、根拠を明示してるなら許せるんですよ。根拠と照らし合わせる過程で間違いがわかりますから。

根拠を明示しないと、いちいちその情報(解説)が正しいかどうか、調べるのにすっごく手間が掛かります。

 

特に助成金なんて制度改廃が凄く多いけれど、出題されるんですから、ここの改定はキチンとしないといけない。

 

それが面倒なら、法令と技法等を分けるべきでしょうね。技法は改正とかはありませんから。(出典はそれでも必要ですが)

もしくは、タイトルに「20●●年度版」とつけるべきでしょう。

 

というわけで、出典が無いのでこのキャリアの赤本、いちいちそれが正しいか分からなくて調べながら進める必要があり、当初の手間が掛からず出題範囲を網羅できるというコンセプトと間逆になっています。

 

3.4択では「より正しいものを選ぶ必要がある」が「一問一答」では「正誤を必ず見極めなければならない」ので、本試験に合わない場合がある。

 

第1回国家資格キャリアコンサルタント試験 学科試験の問題を見てみてください。

 

問3「最も適切なものはどれか」

問13「最も不適切なものはどれか」

 

つまり、4択のなかでの判断基準を問われる出題があり、これは残念ながら

 

一問一答形式の問題集では練習になりません。

 

各選択肢は全て正解のように感じられる、そのなかで、より(最も)適切な肢(不適切な肢)を選ぶ練習ができないのが一問一答形式の問題集です。

 

4.解説がシンプルすぎる。

シンプルな解説が赤本の身上なので、それはまあいいんですが、詳しい解説も読むだけで色んな周辺知識が入るというメリットがあったりします。

なのでここは好き好きですね。私はデメリットに入れます。

 

5.メリハリが無い

もうちょっと解説に太字を使うとか、図を使うとか、コラムいれるとか、あるじゃないですか。。

そういう点もちょっととっつきにくいかな。

 

私はちゃんと買いましたからね。買った上で、あと画像見てもらって分かるように、使い込んだ上でのレビューなので愛があるでしょ?

 

そこのところ宜しくお願いします。