国家資格試験の在り方について
さて、合否の通知も届き、受験された方々も次のステップを考えられていることと思います。
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そして、本題。
私は、行政書士試験に合格し、行政書士講座の講師もし、行政書士としても仕事をしていますが、
あるときから、行政書士という資格制度が恥ずかしくなりました。
それは、
平成14年合格率19.23%
↓
平成15年合格率2.89%
という結果を見たときです。
行政書士試験は、平成13年から絶対評価を採用している試験です。なので確か出題ミス等も重なり、平成14年合格者は平成13年の8%から平成14年の19%まで激増しました。
しかし、
翌平成15年の合格率はわずか2.89%
舐めてんのかと。
出題ミスをしたのは試験委員であり、試験実施団体です。
なぜその尻拭いを受験生が「合格率激減」という形で尻拭いしなければならないのか。
国家試験に限りませんが、資格試験というのは、
場合によってはその方の人生の大きな決断を左右するものです。
合格したら結婚しようだとか
不合格なら家を継げだとか
色々あるでしょう。受験生が数万人いればその数万人にそれぞれの事情があり、数ヶ月、1年、場合によっては数年を賭して臨んでいることもあるわけです。
それを試験機関や試験実施団体の都合で弄くる。
こんなもん許されるわけが無いでしょう。
国家試験は、公正・公平であり、特定の団体に加入しているから有利だとか、特定の経験があるから有利だとかではあってはならないと私が思っているからです。
(実際は宅建とか5点免除もあるし、かつての司法試験ですら受験回数少ないほうが有利とかありましたけどね・・)
昨年度の社労士試験の合格率が2.6%であったことで、訴訟もなされているようです。
当たり前です。
それだけ、必死で受験生のみなさんはその試験に賭けているのです。打ち込んでいるからです。
試験実施機関がそれを理解せずに、合格基準を恣意的に運用するなら、訴訟も辞さない。
それであるからこそ、試験実施機関も緊張感をもって、真剣に実施されることでしょう。
キャリコン試験も、訴訟されないように、真剣に実施をして頂きたいものです。
キャリコン協議会は素晴らしいですよ。うんうん。
もう一方の団体ね。
いまさらキャリコン協議会じゃない方の団体で受験する人、いるのかなぁって思わなくも無いですけど。
第2回国家資格キャリアコンサルタント試験を受験される方は、
過去問、合格率見比べて、よーくご検討くださいね。