キャリコン試験に「心を読む」必要はありません。
昨今は心理学ブームです。
昨今といっても、もう5年以上は続いているように感じます。
スタートは確か、「占い師はどうして信用されるのか」みたいな
いわゆる「コールドリーディング」の本から始まったような気もしますし、違うのかもしれません。
しかしそれ以来
書店に行けば「心を上手に透視・・」「相手を支配する~」「黒い心理学で云々」
こんな刺激的なタイトルの書籍が平積みで溢れています。
どれも結構売れているのでしょう。NLP的なVAK分析による技法もそこそこメジャーになってきていると思います。
私もこういう系統の書籍を7~8年くらい前に1冊買いました。
しかし、その1冊でやめました。
(VAKというのは、人が情報を集めたり、思考するときに、何を重視しているか、視覚・聴覚・触覚のどれを使っているか、という話です。
まあNLPはかの神田昌典氏ですら、個人的にはビジネスでは使えなかった結論付けていますから、神田昌典氏が使えないものを私が使えるはずもありませんね笑)
結局「相手を出しぬくこと」「相手よりも優位に立つこと」「相手をできるだけ自分の目的に沿って動かすこと」が目的であり、
カウンセリングとは何も関係がないからです。
そして、試験対策で言うなら、これらは何の役にも立ちません。
そもそも、CL役は「役」ですから、全てウソです。
ウソを見抜く以前に、全てウソです笑
「相手を動かす」ことよりも「相手の本心を見抜く」ことよりも
キャリコン試験では、CLを尊重することが必要です。
ただ、
「相談場面の設定」
というのがありますよね。
この「相談場面」をリードするのはCCです。
CLに引っ張りまわされると、ロープレは絶対に上手くいきません。
CLを尊重しつつ、「自分が必要となる情報(=相手の助言と指導に必要な情報)」を引き出す。
それがロープレ空間です。
それが出来れば「心を読まなくても合格できる」わけです。
あなたは、Daigoのような、他人の心を読むメンタリストになりたいのか、それともキャリコン試験に合格したいのか、どっちですか?