日本人の言う「社会人」って軍人みたいだね。というキャリコン的発想。
いやまあ私も日本人なんですけど、割りと日本人的価値観からは自由なんですよね。
お墓とかどうでもいいし。むしろ管理面倒だから要らないし。
長男だけど盆暮れ正月実家に帰らないし、祖父母の相続のときに色々あって(私は全く関係ないのですが)親戚づきあいも殆ど無いという、まあどんな小さい家でも相続争いってあるので、みなさんは遺言書はちゃんと書きましょうね。
さておき将来はタクシードライバーして風呂は大東洋。これロハスでいいんじゃないの、みたいなわりと根無し草な思考です。まあロハス言いたかっただけですけど。
あ、今日もタクシー乗りましたよ。
5,240円。
泣ける。
その話はまた別エントリーにしますが、
日本って戦後平和主義と言いますが相変わらず、結構軍国主義的ですよね。
学校の制服というのも、その名残かもしれないけれど、企業でも
社訓の唱和とか、店舗前で大声をだして客を呼び込む、御恩(給料)と奉公(労働)、そういえば第1回国家試験にも出題された滅私奉公という概念や個より全体、そして時間に数分でも遅れると人格否定。
外資系企業に社訓の唱和とかある?今のところ聞いたこと無いな。
成果さえ上げてれば後はどうでもいいってスタイルじゃないでしょうか。
私の知り合いの元外資系行政書士は、週1回出勤、1時間ほどノルマ達成したか報告して終わり、だったそうです。
ノルマ達成できてなかったらサヨウナラとはいかないのが日本の労働基準法ですけどね。
ともあれ軍隊って時間大事ですもんね。作戦行動に一分遅刻したら部隊が全滅するかもしれない。だから集合時間とか厳守。
責任感もそりゃ重要ですよ。部隊全体の命がかかってるかもしれないから。
あー、軍隊だわこれ。って思うんですよね。
そう、商売は戦争。負けたら経営者は身ぐるみ剥がされて首を吊るかホームレス。戦争だから勝つことが至上命題。
日本ってレールから外れたら戻れない社会ですよね。だから経営者は必死なわけですよ。自宅担保に数千万借りて、個人連帯保証で商売やってんだもん。そりゃ必死ですよ。有給?ナメてんのかってなるのは分かる。
じゃあ起業すんなよって話なんですけどね。
そんな経営者が雇うんだから、従業員に個性より無個性、協調性を必要とされるのはそりゃそうでしょう。
軍隊だから。
海外旅行行った人、ちょっと思い出してみて下さい。
その国で「店舗の前で大声で叫んで客引きしてる労働者」いました?
いないと思うんだよね。
こういうことを書くと、商売上で言えば、私のクライアントとかに絶対悪影響だと思うんですよ。
「あ~キャリ魂太郎は責任感も無ければ時間にもルーズなんだ、だからそういう人を擁護するんだ」って。
いや、私にもそりゃ責任感も時間守りたい気持ちもありますよ。
けど、数分遅れて人格否定するような人よりも、ルーズな人のほうが私は好きです。
他人には厳しく自分には甘い人よりも、自分にも他人にも甘い人のほうが好きです。
で、他人に厳しく自分に甘い人ほど言うんですよ「自殺するくらいなら言ってくれれば・・」とかね。どの口でそんなこと言うんだって思うわけですよ。
そういう日本的価値観の普通の人が、同じく普通の人を追い込んでるってことに気づいて下さい。
前にも書きましたが、自殺させない社会はユルい社会です。
他人を責めない・許す社会です。両津勘吉が隣人にいる社会です。
それは自分に被害があっても他人を許せる社会です。これを本気で作れるかどうか。
自己責任論がはびこる今の日本。さて、本当の意味で自殺させない社会は作れるかしら。