国家資格キャリアコンサルタント試験とキャリコン10万人計画を考える。
はい。土日祝日はヒゲを剃らないキャリ魂太郎です。
今回は試験直後ということもあり、10万人計画をちょっと真面目に考えてみました。
キャリコンは平成27年度末でキャリ協によると、約53,000人いるんですよね。
あと、平成31年度までは、
「集中養成期間」
と言いまして、それ以降に比べるて増やす期間なんですよね。
そして、平成36年度末に10万人にしたいと。
キャリコン受験生は基本的に「諦めない」受験生が多いと考えられるので、不合格の方は大抵次の回か2級技能検定を受験します。
当たり前ですよね。養成講座はもちろん、交通費やキャリ魂塾のような受験対策校、みんなでロープレ練習するスペースのレンタル料・・養成講座が安いところで20万円とかですが(割引あったりするので)、なんだかんだで30万円以上はかかると思います。
あきらめたらこれがパーですから、あきらめないのが普通と考えてみます。
私は計算苦手なのと、この試験は科目合格制(学科・実技)なので、詳細な計算は正直できません。
ただ、前回は実技合格した人だけを見ると両団体で約1,400人なんですよね。
面倒なので、これを一抜け人数(輩出)と考えます。
んで、前回受験人数が約3,000人。これは前回は多かったという某関係者の言葉があるので、第2回以降は2,000人とします。
ここから更にめっちゃくちゃ大雑把に計算しやすく、仮に前回不合格or片方合格だった受験生が1,600人。今回初受験の方が2,000人。合わせて3,600人。
このうちの40%が輩出され、国家資格キャリコン登録可能になると考える(ややこしいので敢えて合格とは言いません)と
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つまり
第2回新規受験生2,000人。再受験生1,600人
45%輩出として1,620人。
第3回新規受験生2,000人。再受験生2,000人
40%輩出として1,600人。
平成29年度
第4回新規受験生2,000人。再受験生2,400人
40%輩出として1,760人。
第5回新規受験生2,000人。再受験生2,600人
40%輩出として1,840人
第6回新規受験生2,000人。再受験生2,800人
35%輩出として1,680人
第7回新規受験生2,000人。再受験生3,000人
35%輩出として1,750人 以下略
平成29年度 国家資格キャリコン登録可能者合計7,030人
30~40%の輩出率にしたとしても、新規受験生が2,000人前後供給されるなら、年間7,000人の国家資格キャリコン登録可能者が輩出されます。
集中養成期間である平成31年度末までに必要な人数が26,000人。その間15回試験実施となりますから、1回の合格者数は約1,700人
あれれ7,000/4は?
あら1,750人。
この考え方で良いんじゃないの?
しかも30%前後の排出率は旧標準試験の合格率とそこまで変わらない(はず)。
そして集中養成期間終了。
32年度~36年度の5年間で20回試験。毎回排出者は1,000人強で調整。
つまり。
100,000人。
いきなり2級技能士受験の方も含めると、達成不可能ではないと。
つまり、集中養成期間(~31年度末)内は、キャリコン試験の合格率は新規受験者と再受験者がどれだけ「減らないか」だけみたとき、年間7,000人の登録者増が一つの指標になると考えてみました。
もちろん数字も受験者数も適当なのですが、もう少し回数を重ねて2.3.4回あたりの受験人数を見れば、この予想をもとに考えられるかどうかわかるかもしれません。
予算ってこういう何の根拠もない数字で立てられてたりするんですよね・・・
毎回2,000人の新規受験生がいるか?
新規受験生がいたとして、それだけの人数を食わせられる社会的ニーズ(市場)がキャリコンにあるか?
キャリコンと同じく、業務独占のない名称独占資格に、マンション管理士という資格がありますが
平成13年は109,520人が受験し、第2の宅建並みの人気資格になるかと思われましたが、あれから10数年・・・平成26年は
17,449人・・・ええ・・
合格率は変わんないですけどね・・・強気すぎるだろと。
やっぱりね、独占業務のない資格は、基本的に人気がないんですよ。
マンションの建て替え問題とか絶対ヤバいって聞きますけどね・・
簿記とか秘書検定とか漢字検定みたいに安くて認知度と実用性があるならまた別ですが・・国にはその辺を考えてもらいたいなと思いますね。