第1回国家資格キャリアコンサルタント学科試験からキャリアコンサルティングの定義を知っておく。
下記は第1回国家資格キャリアコンサルタント試験学科試験の問2の引用です。まだ読まれたことのない方は読んでみてください。
問2 職業能力開発促進法で示される、キャリアコンサルティングの定義に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1. 個人が、自らの在り方や生き方を考え、将来に対する目的意識をもって、主体的に自己の進路を選択決定し、生涯にわたる自己実現を図っていくことができる能力や態度を身に付けるよう、指導・援助することである。
2. 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。
3. 職業、生涯にわたるキャリア、職業生活設計に関する諸問題や葛藤について、資格を持つ専門家が個人または集団に対して働きかけ、援助する諸活動をいう。
4. 職業に就こうとする者に対し、実習、講習、指示、助言、情報の提供その他の方法により、その者の能力に適合する職業の選択を容易にさせ、その職業に対する適応性を増大させるために行う指導。
これら全ての選択肢を、キャリ魂塾の学科試験詳細分析レジメでは、出題根拠を明示して解説していますが、
選択肢1が正解と感じられた方が多いのではないでしょうか。
しかし、正解選択肢はもちろん2です。
これが、「法律上の定義を知っておくように」という出題者のメッセージです。
過去問がなぜ重要か。
それは「ここは知っておいてほしい」という出題者の意図が込められているからです。
(たまにもう出題が枯れてしまって、難しくなっているだけの資格もありますが・・キャリコン試験はまだそういう試験ではありません)
出題者(キャリ協・JCDA)は、法律上のキャリアコンサルティングの定義を知っているか?と問うているのです。
つまり、
「法律上のキャリアコンサルティングの定義を知っておいてね!」
ということなんです。
堂々と「傾聴に基づいて得た情報に基づいて、適切な助言・指導」を行ってください。