「人間はたとえ自分がどんなにまちがっていても、決して自分が悪いとは思いたがらない」
「人間はたとえ自分がどんなにまちがっていても、決して自分が悪いとは思いた がらない」
「人の悪口は決して言わず、長所をほめること」
(D・カーネギー「人を動かす」)
他人を思い通りにするだのブラック心理学だのと言った本が売れているようですが、そんな「時の洗礼」を受けていない本を100冊買うよりこの一冊ですよね、永沢先輩。
↓永沢先輩ってのはノルウェイの森に出てくる主人公の先輩です。
「現代文学を信用しないというわけじゃない。ただ俺は時の洗礼を受けていないものを読んで貴重な時間を無駄にしたくないんだ。人生は短い」
「永沢さんはどんな作家が好きなんですか?」と僕は訊ねてみた。
「バルザック、ダンテ、ジョセフ・コンラッド、ディッケンズ」と彼は即座に答えた。
「あまり今日性のある作家とはいえないですね」
「だから読むのさ。他人と同じものを読んでいれば他人と同じ考え方しかできなくなる。」
村上春樹 「ノルウェイの森」