キャリコンになろう!キャリアコンサルティング技能検定・国家資格キャリアコンサルタント試験対策のキャリ魂塾

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キャリ魂太郎ひとり語り。

NPO支援とマルチライセンス

キャリ魂太郎は、平成14年から、大阪府堺市市民活動コーナーで、市民活動(NPO)相談員としてNPO支援を開始して以来、市民活動のサポートを15年近く続けてきました。

 

そのかかわりの中で、

 

堺市役所内市民活動サポートセンターのプロポーザルコンペにてNPO支援事業を委託されたり、母子家庭等就業・自立支援センターも立ち上げたりしているので、NPOに強いんですね。

 

なので、第1回の面接試験でNPOに関心を持っている男性が出題されましたが、この人が当たっていたら、もはや「カウンセリング」ではなく、「指導」をする時間になっていたかもしれません笑

 

この辺りは、「行政書士」という資格の強みも活かしてきたと思います。

 

法人設立(定款作成・認証)は行政書士業務なんですね。

 

だからマルチライセンスって面白いんです。

 

なぜマルチライセンスになったか。

 

資格を取るのが趣味

 

だったからではありません。

 

私の場合、と前置きしますが。

 

行政書士だけでは食えなかった」

 

正確には「食う方法がわからなかった」からです。

 

 

またまたバカボンドですが

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©井上雄彦 バガボンド

 

行政書士専業で食っていくのは美しいのかもしれません。

私も色々なことを言われました。

 

・専門特化しろ

行政書士だけ頑張ればいい

・なんでそんなに資格を取るんだ

 

親ですらそうでした。

行政書士で食べていけばいいのに、なぜ勉強ばっかりしているのかと。

 

しかし、行政書士専業になるには、不安がいくつもありました。

 

行政書士専業への不安とマルチライセンス

 

・当時IT化が非常に大きく叫ばれており、いわゆる代書業務が縮小していくのではないかという不安

行政書士は無試験で登録できる有資格者が多く、潜在的有資格者が多いことへの不安

・私のような未経験でも何とかやれてしまう業務が多いことへの不安(簡単というよりは手間が多いんですね、行政書士業務は)

・単発業務が多いことへの不安

・自らの知識不足への不安

行政書士法改悪(行政書士視点に立てば、ですが)による、独占業務縮小の動き

 

こういった不安が大きく、行政書士に合格後、AFP試験を受験しました。

そもそも大学出て2~3年ですからね。しかも文学部だし、殆ど何も知識がないわけです。

生命保険を会社で掛けると言われても、???なわけですよ。

 

当時はAFP受験するのに20万円の講座が必須で、提案書まで作成しなければいけませんでした。

でも、FPの勉強は相続や保険といった、20代前半の若造には、非常に新鮮でしたね。

当時は全然意味がわからずヒーコラ言いながら提案書を作っていましたけど。

 

AFP合格後、社労士を受験します。理由は覚えていません。そういうものです。

2月から勉強を開始し、試験当日までトータルで800時間ほど勉強。

5月のTAC模試では6割とれたものの、6月からは大体30点前後を連発し、意気消沈。

こりゃ無理だと就職活動に手を出し、これまた失敗。

7月下旬から勉強再開。過去問とテキストの読み込みに集中。

結果は試験の神様が降りてきまして、選択・択一ともに8割以上で合格できました。

なぜかわかりませんが、こないだ受験したキャリコン技能検定1級学科みたいにサクサク解けました。

 

試験に合格したいなら、受験しよう。

ということで、このとき合格できた理由を一言で言うなら、

「受験したこと」

です。当たり前ですが、受験しなきゃ合格しませんからね。

私はこの時、石川県で受験しています。

 

大阪だったら絶対に受験していなかったでしょう。自信があります。

(試験会場ってたいてい遠くて、行くの面倒なんですよね。)

だってホテルキャンセルしたらもったいないじゃないですか。

そういう自分のものぐさなところを知っているので、地方受験にしているわけです笑。

 

ちなみに私は行政書士試験のときも「地方受験」を実行しました。

 

当時は今ほどネットも発達していなかったので、情報量が圧倒的に違うんですよね。大都市と地方では。

だから私は行政書士は島根で受けましたが、確か島根で同じ部屋で受験して合格した人は、ひとりかふたりだったと思います。

 

周りを見渡しても、教材の使い込みが全然違うんですよ。みんな真っ白きれいなテキスト。

 

私はテープで止めないとページがとれるくらい使い込んでボロボロの書き込みまくった過去問とテキスト。

2倍速で何十回と聞き込んだテープ。

 

この試験会場で、誰か一人が合格するとしたら、そりゃ俺だ。絶対に。

 

って思えるんですね。

 

これが東京大阪といった大都市だと、私と一緒くらい勉強している人が少なくないですし、司法試験受験生や司法書士受験生も多いはずなので、競争試験と考えるとやはりそこまで自信が持てなかったりするわけです。

 

そんなわけで、別に採点基準は地方ごとに違うわけではないんですけど、地方で受験するのが好きです。

 

結局何が言いたいか

右に左に話をそらしつつ、

 

15年たった今、キャリコンとしてそれらの経験を統合してみると、

 

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©井上雄彦 バガボンド

 

ような気がしますね。だって、15年やってきた中で、2回仕事ミスって、自腹で合計200万円損害賠償してますから。(責任賠償保険掛けてなかったんですよね)そういう経験、従業員の方って普通しないじゃないですか。

請求書出しそびれたり、いつ出そうかウダウダしている内に取引先倒産して、数十万とりっぱぐれたりとか。あるある。

行政書士で、仕事失敗して、自ら命を絶った方も同じ支部にいましたよ。自営業ってそういう世界なんですよね。

でも労災になるはずもなく、遺族が国からお金を受け取れることもないわけです。

 

だからまあ、そういう気がするだけですけど、今になってそういう経験が受験生の皆さんのお役に立つのなら、それはよかったんじゃないのかなと思います。

 

そんなわけで、キャリコン受験というカテゴリー上、このブログを読んでくださっている方は、たいてい私より美しい道を歩いているケースが多いと思うのですが、たまには道を広げるというのも面白いかもしれません。

 

決して勧めはしないですけども笑

 

嫁にバガボンド全巻揃えるように指示されたので、ブックオフに行きます。