国家資格キャリコン試験の今後を考える。
キャリ魂太郎です。
第3回試験もCCCでは終わり、キャリ魂塾のチャットワークでは事例の検証が進んでいます。
さて、第2回学科試験は、両団体併せて2000名弱が受験申し込みをしました。
ご存知のように、合格率は約70%(実際の受験者数に対する割合)です。
この結果、第3回の学科試験受験者数が増加しているのかどうかが気になりますね。
やはり仕事上必要であったり、養成講座で大金を使っていることなどもあり、不合格でも再受験をする方が多いでしょう。
であれば、(第4回試験向け養成講座自体の人気にも左右されますが、)単純計算で次回は2400~2500名弱(通常2月8月はニッパチといって、講座の受講生が減る時期ですので、もう少し少ないかもしれません)が想定されます。
そうすると、合格率が仮にここでも70%だとすると、次は700名が再受験者としてカウントされます。
ベースの人数が2000人とすると、徐々に受験生が増えます。
つまり、平成29年度は学科試験ベースで計算すると受験者数1万人を超えるはず。
うーん。そのままの合格率を維持してもこれですから、もちろん問題自体は難化せざるを得ません。
学科試験問題のレベルが2級を超えるのは、必然・・・?
しかし、そうすると教える側の問題が出てきます。
実は、平成26年3月31日までは、2級キャリアコンサルティング技能士には「1日の講習を受講すると学科試験免除の特例措置」があったんですよね。
簡単に言えば、平成25年度までの2級キャリコン技能士は、学科試験を受験していない方が多数います。
特例終了から、まだ3年経っていないんですよ。
そうなると教える側のキャパを超える可能性もあるわけですね。
キャリ魂塾も第4回までは1日全額返金保証の学科講座を提供していますが、もしかすると第5回からは2日間や3日間の講座にするかもしれません。
まあ、一番の問題は
「初学者(社会人経験3年程度)が養成講座の学科対応時間分を勉強しても、なかなか合格レベルに達しない」
ということなんですが・・・
でも行政書士、社労士、宅建・・・どんな試験でも基本講座時間に加えて、受験対策学習を自分自身やオプション講座で行わないと、合格ラインに達しないと言われればそうかもしれませんが・・・