第3回国家資格キャリアコンサルタント学科試験詳細解説レジメの作成を開始
キャリ魂太郎です。
第3回国家資格キャリアコンサルタント学科試験詳細解説レジメの作成を開始しました。
例えばこんな感じ。
問28 1 〇
ナラティブセラピー(物語療法、英語: Narrative therapy)とは、社会構成主義やポストモダンの影響を受けて練磨されつつある精神療法の一種である。治療者とクライエントの対等性を旨とし、クライエントの自主性に任せて自由に記憶を語らせることによって、単なる症状の除去から人生観の転換に至るまで、幅広い改善を起こさせることを目的とするもの。
(以上wikipediaより引用)
ナラティブ(narrative)は、英語では「物語の内容と語るという行為の両面を含み、筋立てという構造が強調されるので「物語り」と訳し分けている」(「ナラティブと心理療法」森岡正芳著p11)。
いわゆる物語(story)とは少し異なる概念。
ナラティブアプローチについて先駆的役割を果たした内科医であり哲学者である Howard Brody は、医療者と患者はナラティヴを共に創造する存在であると捉え、患者の「病い」と医療者の「ケア」をつなぐものがナラティヴであり、そのナラティヴを医療者と患者が共同で創造する、つまり共著者になる必要があると述べる。
そのような共著者になるための必要条件には、お互いの自律性を認めること以上に両者の信頼性を強調している。Brody は、著書の中で両者の「関係性の倫理」あるいは「ナラティヴ倫理」 を展開した(Brody 2002)。
(「倫理意思決定のためのナラティブアプローチ」 足立智孝より引用)
また、サビカスも「カウンセラーが(中略)再構成し、(中略)可能な行動をともに構成する。」
(「キャリア・カウンセリング理論」)
と述べている。
通常、細かい論点はあまり掘り下げませんが、難化傾向とポストモダン系出題が増えてくるような感じもあるので、この選択肢はちょっと細かく解説してみました。
第3回国家資格キャリアコンサルタント試験解説レジメは、4月1日の販売開始を目指して頑張ります。
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