「弟子募集はブラックなのか。」について環境介入。
キャリ魂太郎です。
3月最大のイベント、嫁の誕生日もつつがなく終わり、
ぼけっとニュースサイトを見ていたら、下記の記事が目に留まりました。
簡単に言えば、西陣織の職人さんが、半年間給与なし、その後も仕事の保証はなしで「弟子」を募集し、大炎上というお話ですね。
そして結論から言えば、
徒弟制度自体は労基法によって完全に否定された過去の制度です。
この職人さんから、もし私に事前に相談があれば、
・そもそも弟子が必要なほど仕事があるのか
・仕事があるのに食えないのならそれは値付けがおかしいのではないか
・後進を育成したいなら、塾や学校という方法ではだめなのか
この辺りを考えるようにお話をしたと思います。
ただし、形式として「塾」「学校」であっても、実態として労働であってはいけません。
外形的には、インターンのように似ているけれど、異なる制度もあります。
なので、労働との違いをきちんと理解したうえで、しっかりとしたスキームに則って行う必要があります。
この辺りをきちんとコンサルティングできる人が周りにいなかったがために、今回の炎上となったわけですね。
我々労務士、キャリコンも、もっと相談できる相手としての認知度を高めていく必要があります。