第3回国家資格キャリアコンサルタント試験結果から試験の在り方を考える。
キャリ魂太郎です。
さて、第3回試験結果が発表されましたので、改めて国家資格試験団体が2団体存在するという問題点と、JCDAという試験実施団体の問題点について、もっとも目につきやすい、合格率という点から考えてみたいと思います。
合格率から国家資格キャリアコンサルタント試験制度を考える。
1.JCDA実技合格率
まず、JCDAの実技合格率を見ていきます。
1-1.JCDA養成講座修了者実技合格率
養成講座修了者の実技合格率です。
ごらんのとおり、63-63-68%と非常に高い合格率を保っています。
ここで疑問として浮かぶのが、JCDAで受験している養成講座修了者とは、殆どがCDA養成講座修了者ではないのか、という点です。
つまり、CDA養成講座修了者に限ればJCDAの養成講座修了者実技合格率はもっと上がるのではないか?
1-2.JCDA実務経験受験者実技合格率
次に、実務経験受験者の実技合格率です。
実務経験受験とは、3年以上のキャリアコンサルティング実務の経験で受験しているため、養成講座を受講していない方が殆どだと考えられます。
(修了証を無くして会社に証明してもらっている人もいるでしょうけど)
なんと、35-40.8-40%
養成講座修了者と比較して、実に30%近い合格率の差です。
2.CCC実技合格率
ちなみにこれ、CCCだと…
2-1.CCC養成講座修了者合格率
76.4-76.3-68.2%ですね。
2-2.CCC実務経験者実技合格率
68.2-60.6-66.8%…第1回、第2回は少し差がありますが、第3回に至っては、1.4%程度の差しかありません。
3.JCDAでの実務経験者実技合格率は異常である。
端的に言えば、JCDAでの実務経験受験者の合格率は異常です。
JCDAの論述試験にあるじゃないですか。
「相応しい」か「相応しくないか」述べよって。
この結果が国家試験として『相応しい』か『相応しくない』か述べてほしいものです。
解答解説付きで。
4.結論
結論は、もちろん皆さんの心の中にあります。
キャリアコンサルタントとして学んでこられた皆様であれば、私の思いを受容してくださることでしょう。