第4回国家資格キャリアコンサルタント学科試験講評
日本一しゃべるキャリコン
キャリ魂太郎です。
昨晩から、個別にご連絡を頂いている方もいらっしゃいますが、今回の学科試験は
「簡単な問題」「難しい問題・知っていなければ解けない問題」がある程度はっきりと分かれている感じがします。
今回、簡単(易しい)な問題は、下記のとおりです。
1
3
4
5
6
7
8
9
11
12
14
19
21
22
25
32
35
38
40
42
43
45
46
47
48
です。これらの問題は易しいです。
(解答修正に伴い、46.48を加えました。)
(19を削除しました)
一見難しいと感じられる問題も、他の肢との比較で解けるものがあります。
上記の問題を間違えられた場合は、「他の肢との比較」ができていない可能性が高いと思われます。
(上記には含まれませんが、問30は、難度は高いのですが、肢比較で答えを導き出す問題の好例です)
また、上記の問題に手も足も出ない、という場合は、基礎からの勉強が必要です。
本来それをするのが養成講座なわけですが・・
ただ、今回は上記の易しい問題と、「知っていなければ解けない問題」のほぼ2種類で出題されており、
いわゆるBランク問題が少ないと感じます。
特に統計関係は知っていなければ解けないことが多いので、非常に厳しく感じられた方も多いのではないでしょうか。
また、今回解答ミスではないかと考えられる問題が散見されます。
(解答ひっこめましたね)
特に問48は明らかに4です。問46も1でしょう。
これが解答ミスとされるのか、没問全員正解となるのか…後者であることを祈りたいと思います。
私は、今回の試験は「傾向変化」とは見ていません。
「傾向変化」とは、「出題者の明確な意思」に基づき、「出題の傾向を変える」ことを言います。
例えば、行政書士試験は平成11年まで、総務省が管轄し、その出題は公務員試験に類似していました。
しかし、平成12年の試験制度改正により、行政書士試験制度研究センターが担い、試験委員が発表され、よくも悪くも、明確な「隣接法律職として、街の法律家でありたい」という意思に基づいた出題がなされるようになりました。
(個人的にはこれは失敗だったと思いますけどね)
これが、傾向の変化です。
第3回、第4回のキャリコン学科試験は、そうではない。
これは、「ネタ切れ」による「苦し紛れ」の出題とみています。
言い方を変えれば、年4回+3回(技能検定1.2級)も、学科試験を作るだけのリソースが、キャリ協になかったということです。
キャリ協の自己理解不足ですね。
自己理解ができ、状況が把握でき、支援が差し伸べられれば、もう少しマトモな作問ができるようになるのではないでしょうか。
私は今、マトモな作問、と言いました。
そう、現時点では、キャリ協はマトモな作問が期待できる団体ではないからです。
それは、昨年の1級学科試験で懸念していましたが、今回の国家試験でもその点が顕になりました。
なぜそんなことをいうのか…?
それは学科講座でのお楽しみ( *´艸`)
※再度検討を行い、33・19は易しいレベルから削除しました。
下記リンクもぜひどうぞ。