第6回国家資格キャリアコンサルタント論述模擬試験講評
おはようございます。
日本一しゃべるキャリコン
キャリ魂太郎です。
第6回国家資格キャリアコンサルタント試験論述対策講座終了
昨日で、第6回国家資格キャリアコンサルタント試験論述対策講座が全て終了しましたので、受講された方の模擬試験答案についての講評というか、私の感想を少し述べさせていただきます。
漢字力・文章力が低下している。
講座を終えて、まず思うことは、
皆さん
とにかく
・誤字が多い
・作文が苦手
ということです。
誤字は例えば
「収集」を「集収」
と逆に書いていたり、
「状況」と書くべきところを「情況」
と書いていたり、
「混乱」を「困乱」
と書いていたり・・・
なかでも、
「り暦書」
という答案用紙を見たときは、
言葉では言い表せないほど、深い絶望を感じました。
だってそうでしょう?
あなたが就こうとしている職業はいったい何なのかと。
(暦は「こよみ」やからね。)
そのほか、送り仮名が間違っていたりもしますので、概ね8割の受験生に誤字・脱字があるように思います。
読み手のことを考えた、読みやすい文章を書く。
文章も読みづらいことが多いです。
例えば
修飾する語と修飾される語を離して書かない
「Aがない、Bが足りないなど、自己理解・仕事理解が不足している。」
このような文章を書く方が、少なくありません。
「~によりAがないなどの自己理解不足がみられ、また、~という点からBがないため、仕事理解が不足している。」
と書いたほうが、それぞれの対応(A➡自己理解不足、B➡仕事理解不足)が分かりやすくなりますよね。
(また、こういった書き方をすることにより、Aがない=自己理解不足、Bがない=仕事理解不足と正確にとらえていることが、試験官にも伝わります。)
そのほか
「関係構築を築く」
といった二重表現をされる方も少なくありません。
こういった表現にも注意してください。
読み手のことを考える。
論述試験は日記ではありませんから、
読み手である試験官のことを考えて、読みやすい文章を書くようにしてください。
また、字が汚くても、丁寧に書いていれば読めるし、読めれば採点はしてもらえるわけですから、字が汚いからといって減点はありませんし、私も字が汚いことをもって減点にすることはありません。
(私も字は汚いですしね)
しかし、誤字脱字は減点される可能性がありますし、理解しにくい文章は誤解される可能性があります。
Word等を使うことで、漢字が書けなくなったのは、誰しも一緒かもしれませんが、
「読み手のことを考えて文章を書く」
ということができる方が、年代を問わず想像以上に少ないように感じます。
それは、クライエントとの面談でも、
「伝わりやすい言葉で話せない」
ということにつながるのではないでしょうか。
文章が苦手という自覚のある方は、社説を書き写すなど、読みやすい文章を書く訓練をしてみてください。
「先生」と呼ばれる職業に就くということ、そして「言葉」が生命線の職業であるということ。
もちろん、実際の論述試験でどのような採点がされているかはわかりません。
誤字脱字に減点があるのかどうかすらわからないのが実際のところです。
しかし、減点されようがされまいが、
誤字脱字や不適切な表現等は、
「採点する試験官にとって、良い気分になるものではない」
のは確かです。
なぜならば、どの試験官も、試験官は一人残らず、
キャリアコンサルタントのレベルが上がる
ことを望んでいるからです。
(自分が合格した時のことはおいておいて笑。でもそれが人情ですよね)
そして、キャリアコンサルタントは、言葉が商売道具です。
わずか1文字でも、相手の受ける印象は大きく変わるということを肝に銘じて下さい。
例えば
A:「キャリアコンサルタント資格ですか、私「も」持っています」
B:「キャリアコンサルタント資格ですか、私「でも」持っています」
どうですか?
たった1文字で、発言者の印象が変わるの、わかりますよね。
なので、今回のエントリーを読んで、
あ、自分のことかも・・・と思われる方は、
ご自身が
相談者から「先生」と呼ばれる仕事
に就こうとしているんだ
ということ
そして
「言葉」がキャリアコンサルタントの生命線である、
ということについて
しっかりと考えて取り組んでください。
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ぜひ、誤字脱字、文章表現について、ご留意いただけましたら幸いです。
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