国家資格キャリコン面接試験:その「やりがい探し」はラポールを壊す!かもしれない。
こんばんは。
日本一しゃべるキャリコン
キャリ魂太郎です。
今日は、養成講座で学ぶことと現実の乖離について。
養成講座では、
「やりがい」
について尋ねる(質問する・聴く)ように指導されることが多いと思います。
が、私はこれを、「やりがい探し」「やりがい掘り」と呼んでいますが、
物凄く「ラポールを壊す」行為
ではないかと危惧しています。
だってそうでしょう?
「10年働いてきて、現在の仕事には興味がないので転職したいが、住宅ローンのこともあり、迷っている」
というAさんがあなたのもとに来ました。
10年働いてきて、そのうえで仕事には興味がないんですよ。
興味がないことを根掘り葉掘り聞いてくるカウンセラーに、ラポールなんて生まれると思います?
そんな奇特な人は殆どいません。
まずは、こいつ俺の話聞いてないわ、と思いますね。
興味ないって言ってんの。こっちは。
そりゃ、中には「あ、確かにこんな魅力もあったな」と思うこともあるでしょう。
それが、仕事理解につながり、退職を考え直してハッピーになることもあるでしょう。
でも、いつもそうとは限らない。
このブログを読まれている、特に女性の方、
あなたが、
「配偶者が浮気をしたため気持ちがなくなったので、離婚を考えているけれど、毎月決まって20万円は家に入れてくれるし、離婚後は経済的に不安な点もあるので、今後どうしようか迷っている」
ので、カウンセラーに相談に来たとして、
配偶者の「良かった探し」をさせられて、
そのカウンセラーを信頼します?
いや、普通はイラっとしません?
気持ちが切れてるんだから。
これと一緒なんです。
相談者にとって、「やりがい掘り」をさせるキャリコンは、
「興味のないことについて考えさせる(今日会ったばかりの他)人」なんですよ。
何にも受容してないし寄り添ってもない。話すら聞いているか怪しい。だからラポールなんて生まれない。
時間とカネのムダ。
そりゃそうだ。1時間数千円払って、交通費も払って、なんでそんなイラっとする事させられなければならないのか。
タダでもゴメンですよ。そんなの。
そりゃ次から来ませんわ。
相手が嫌がることはしない。
そんなの当たり前ですよね。
そして、もうひとつ。
その「やりがい探し」は、
「できれば今の職場で続けてほしい」という「キャリコン(あなた)の価値観」が優先された結果ではないですか?
そんなキャリコン、多いです。
だってそういう指導を養成講座がしているから。
キャリコンは誘導するな、助言するなと言うくせに、やりがい探しで今の職場にいさせようとする。
こんなのダブルスタンダード以外の何物でもありません。
少なくとも、合格したら、
「やりがい掘り」
は、よーく考えて行いましょう。
それは、人によってはラポールを壊す行為かもしれないから。
ただ漫然と「養成講座で教えられたからやる」ではいけない。
試験でも、それを肝に銘じておくだけで、20分や15分が全然変わってくるわけです。
そして合格したら、
自分で判断する。
それが実務です。
私は、「適性」だって全く重視していません。
(当然「考慮」はしますが、重視はしません。)
だって、例えばやってもない仕事に「適性」もくそもないでしょ。
こんな風に、養成講座講師が聞いたら塩をまかれてもおかしくない、非常識なことを教えているのに、
国家資格キャリコン試験面接対策講座受講生の実技合格率
92.5%!
受講した人から合格していく。
それがキャリ魂塾の国家資格キャリコン試験合格メソッドです。