キャリアコンサルタント試験:常識と教えられたものを疑え。心理療法の効果の割合。
日本一書くキャリコン
キャリ魂太郎です。
先日投稿した内容に触れている抄訳がありましたので、
ご参考まで。
治療効果研究の結論と示唆するもの
a.治療外変化40%
b.期待(プラシーボ効果)15%:
c.技法15%: 特定の治療技法
d.共通要因30%:セラピストにかかわらず、治療において見いだされる多くの変数を含む。共感、温かさ、受容、危険を冒すことへの激励など
結論1:かなりの数の外来患者は、正式な心理学的介入がなくても改善する。
結論2:心理療法は全体として効果がある。
結論3:多くの治療技法が作られ、それぞれ独自の理論と技法を有するが、ある技法が他の技法よりも優れた効果を持つということを示す証拠はほとんどない。
つまり、
来談者中心療法も、他の療法と特に変わらない効果であり、
絶対視するようなものではない ことが分かります。
(傾聴の「姿勢」は変数として占める部分が大きいとは思いますが)
そもそも、
効果が変わらないから、ロジャースとウィリアムソンが「論争」した
わけですね。
非指示的カウンセリングが、指示的カウンセリングに比べて抜群の効果があるなら、
「論争」にはならないはずです。
ただ、療法とクライエントの相性はあると思いますので、
クライエントに合った療法を提供できるよう、多くの療法を使えるのが一番ですね。
経験・・げふんげふん。