厚生労働省「介護事業経営概況調査」の結果
平成28年12月28日、厚生労働省が公表した「介護事業経営概況調査」の結果によると、
介護保険サービスを提供する施設や事業所のもうけに当る「収支差率」が、2015年度の介護報酬のマイナス改定の影響により、前年度から1.1ポイント下がった平均3.8%となっています。
その他、この調査によると、介護保険の全21サービス中の16サービスで収支差率が低下しているとのことでした。
実に8割近くのサービスで、事業経営にマイナスの影響を受けたことになります。
全国介護老人保健施設協議会からは
「収支差率が3.2%で、税金を払って借金を払ったらぎりぎりで回らないような状況だ。」
という意見が出ているとのこと。
報酬削減のあおりを受け、介護サービス事業所の経営悪化が懸念されます。
出典
http:// http://www.asahi.com/articles/ASJDY2JCMJDYUBQU004.html?iref=com_api_med_focuslist