センスで講師はできない。私が産業カウンセラー試験講師をしない理由。
私は、平成21年に産業カウンセラー試験に合格しています。
学科、面接ともに一発で合格しました。
しかし、平成21年から今に至るまで、産業カウンセラーの受験指導は一切していません。
それはなぜか。
それは私が「実務経験で受験して、自分の経験だけで合格したから」です。
私が産業カウンセラーを受験した当時は、実務経験での受験が認められていました。
私は、当時既にひとり親家庭の就労支援事業を立ち上げ、市役所と共同でその事業を行っており、相談員も兼務していたので、実務経験は十分にクリアしていました。
そして、産業カウンセラーのことを知り、それまで自分が独学で学んだカウンセリングが通用するか、チャレンジしたわけです。
結果は、先に述べたとおり、合格しました。
しかし、産業カウンセラー試験の、
試験官がどのような点を見ているかの評価項目や、採点基準を知らず、ただ単に試験会場に行ってロープレをして帰ってきただけです。
これでは、何も受験生の方に伝えられるはずがありません。
だから、私は産業カウンセラーの受験指導をしていないのです。
スポーツでもそうですよね。名選手=名指導者ではありません。
センスや実務経験で培ったスキルだけで合格しても、それは体系立てたノウハウ・メソッドではありません。
国家資格キャリアコンサルタント試験は、「受験指導をする為」に勉強し、受験しました。だから、キャリアコンサルタント試験を受験される方には、しっかりとこの合格のノウハウ・メソッドを伝えていきたいと思っています。よろしくお願い致します。