「『傾聴』が得意ならJCDAで受験」は間違い!キャリアコンサルタント試験受験団体選択はよく考えて!
こんにちは。
さきほど、本年最後のセッションが終わったキャリ魂太郎です。
キャリ魂塾共進会350名突破!
キャリ魂塾共進会も、参加募集を開始してからまだ1年になりませんが、
会員は現在
353名
となり、登録キャリコンの1%、
キャリアコンサルタントの100人に1人は共進会会員という状況が見えてきました。
誠にありがとうございます。
このキャリ魂塾共進会は、キャリアコンサルティング協議会で受験する方でも、JCDAで受験する方でも、どちらであっても参加可能です。
その中で、JCDA受験の方からも情報を頂くようになったこと、また私もJCDAでの実技試験を受験したことにより、徐々にJCDAでの受験について、多くのことが分かってきました。
JCDAでの国家資格キャリアコンサルタント受験は、「傾聴」が得意かどうかではありません!!
今回のエントリーについては、
私自身が、
おそらく日本で最初の、そして現段階では唯一の、
キャリアコンサルティング協議会で面接オールA評価で合格した国家資格キャリアコンサルタント登録者としてJCDA受験をし、A評価どころか足切りを食らって不合格となった経験をもつ講師
であり、加えて
キャリ魂塾講座受講生延べ900名
キャリ魂塾共進会350名
の情報力がある
から言えることです。
時に、CDA資格をお持ちのキャリアコンサルタントの方、及び講師の方は、JCDAでの受験は「傾聴がメイン」ということを仰られますが、反論を覚悟で申し上げるならば、それは間違いです。
CDA養成講座以外の養成講座修了生がJCDA受験をしてはいけない理由
現状、
JCDAの実施する、国家資格キャリアコンサルタント面接試験において、採点の大きな部分を占めるのは、「経験代謝」という技法の知識とスキルではないか
と、私は考えています。
「傾聴」が得意ならJCDA
「情報提供」が得意ならキャリ協
このように聞いた方もいるかと思いますが、
そんな単純な話ではありません。
それよりもまず、
「傾聴が得意ならJCDA」
「情報提供が得意ならキャリ協」
というメッセージ自体が、
「JCDA受験生は情報提供力で劣るんだな」
「キャリ協受験生は傾聴で劣るんだな」
という誤ったメッセージになっている
ことについて、発信者は反省をするべきではないでしょうか。
それは、両団体に上下があるというメッセージであり、また
全ての国家試験合格者に対して、
失礼以外の何物でもありません。
そういった誤解を生じるメッセージを
受験生や、相談者になる可能性のある市民に発信することが、
職業倫理・職責に照らして正しいでしょうか?
次に
「CDA養成講座」(国家資格キャリアコンサルタント試験合格によってCDA資格登録が可能となる講座を指します。本エントリーにおいて全て同じ)
を受講された方はご存じなくて当然なのですが、
実は、CDA養成講座の修了生以外は、
「自己探索を深める」
ことや
「経験の再現」
について、知識が一切ありません。
「自己概念の影」
など、聞いたことがないのです。
(一般的な「傾聴」技法ではこういった言葉を一般的な傾聴用語としては学ばないので、これらはおそらく「経験代謝」という技法のなかで使われる用語であると推測されます。)
そして、
「傾聴が得意だからJCDAで受験」
という見方をされる方の多くが、
私の知る限り
CDA養成講座修了をもって国家資格キャリアコンサルタント試験を受験し、合格されている方です。
つまり、CDA養成講座を受講修了し、JCDAで受験・合格しているため、
「傾聴」=「経験代謝」ではない。
この観点が決定的に欠けているわけです。
だから
「傾聴が得意ならJCDA」
という誤ったメッセージを発信してしまうわけですね。
受験者の属性別合格率
実技試験で問われる内容
これらの情報を総合すれば、
CDA養成講座修了生以外の方がJCDAで受験されることは、
アウェー受験となり、完全に不利です。
大変申し訳ありませんが、受験生利益のためにハッキリと申し上げます。
「傾聴」が得意ならばJCDAという見方は、
完全に的外れです。
正しくは、
「経験代謝」の概念を理解しており、使えると感じる方、ならばJCDAで受験。
です。
繰り返しますが
「傾聴が得意だからJCDA」
は、非常に浅い見方であり、危険です。
そして、それは客観的に見ても
JCDAにおける実務経験受験者の突出した低合格率
に表れています。
くれぐれも、ご注意ください。
※なお、私のこの考えが誤っているとされる方は、CDA養成講座以外のどの養成講座が「自己概念の影」等について、傾聴技法として指導されているのか、根拠をお示しください。受験生の皆様には、しっかりと情報の真偽を見極め、正しい判断を行って頂きますようお願いいたします。
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