コミュニケーション技法・・・分離法
コミュニケーション技法というか、カウンセリング技法というか、この辺は曖昧なわけですが(カウンセリングの全ての技法はコミュニケーション技法と言えるわけですし)、
分離法とは、本来は一体であるものを分離して提案することで、展開をスムーズに行う技法です。
例えば
「今お話頂いた中で、一番つらいと感じられるのはどの状況でしたか?」
という言葉は、「本来は全部つらいが、一番つらいことを分離する」という効果を発生させます。
そうすることで「一番つらいこと」を後回しにするのか、先に片付けるのか、といった展開につなげることが出来ます。
「もし、ご検討いただくとしたら、1.ハローワークに行く 2.民間のエージェントに登録する 3.駅などにおいてある無料の求人誌を読んでみる どれがいいでしょう?」
これは、実際には全て現実の話ですが、「もし~たら」という言葉を使うことによって、現実の話から仮定の話として分離することで、こちらも展開しやすくなる効果があります。
また使ってみてください。分離法でした。